すみれの教育

自主性と創造性の育ちを
重視する保育

子どもの自由を最大限に認める自由保育(子ども主導型の保育)をおこなっています。教員は、子どもたちがそれぞれの興味、関心のある活動を選択できる環境を用意し、子どもたちが活動に没頭できる、ゆったりとした時間を大切にするよう心がけています。
このような園生活の中で、子どもたちは自由感をもち、のびのびと考え行動し、自主性と創造性を身につけてゆきます。

心のふれ合う保育

教員一人当たりが対応する子どもの人数をできるだけ少なくするように配慮しています。子どもの個性に応じた保育、先生と子ども、子どもどうしの心のふれ合いを重視する保育を大事にしたいからです。

心身の発達に応じた保育計画

子どもの心身の発達に応じた年間、月間、週、日の保育計画を作成し、これを日々の子どもたちの実際の活動と照らして常に修正を加えながら保育を展開しています。それぞれの子どもの知的、情緒的発達と技能の習得過程に目を向けた、そして年齢を超えた交流を大切にする見通しのある保育をおこなっています。

教育の質を高める3つの柱

① 少人数でおこなう行動

少人数でおこなう行動

子ども一人ひとりの興味や関心、育ちをしっかりと受け止めながら保育を進めたいと考えております。
そのために、一人ひとりのことを理解し、落ち着いた環境で活動できるように少人数で行う活動を大切にしております。

② テーマをもって展開する教育

テーマをもって展開する教育

遊びや活動への関心が持続したり、より理解が深まったり、活動の幅が広がったりするように、テーマをもって展開するようにしております。

③ 異年齢の交流

異年齢の交流

異なる年齢の園児が一緒にあそんだり、協力して活動したり、食事を一緒にしたりする中で、小さいお子さんはお兄さんお姉さんにあこがれの気持ちを持ったり、お兄さんお姉さんは小さいお友だちへの思いやりの気持ちが育ったりします。

安心・安全のための取組み

感染症予防対策

感染症予防対策

すみれ幼稚園では、様々な感染症の予防対策に配慮し、子どもたちが園生活を安心して送れるようにしております。

すみれ幼稚園では、様々な感染症の予防対策に配慮し、子どもたちが園生活を安心して送れるようにしております。

【基本的な感染症予防対策】
・手洗いや消毒、換気、咳エチケットなどの徹底等、基本的な感染症予防対策を実施しています。
・幼児は適切な手洗いの実施、物品の衛生的な取り扱い等の基本的な衛生対策を十分に行うことは難しいことが想定されますので、教師が援助や配慮をしつつ感染予防のための環境の工夫をしています。

【園舎環境における配慮】
・幼児の降園後に必要箇所の消毒を行う。
・換気を十分に行いながら保育しています→室内の二酸化酸素濃度を計測する機器を導入しています。
・空気清浄加湿機(クリーンリフレ:電解除菌水)を全保育室に完備し、常時稼働させ、空間除菌を行っています。
・水道やトイレなどの順番を待つための並ぶ場所には、必要に応じ床に距離を示すような表示を付けています。
・食事時には手のアルコール消毒を実施し、パーテーションを設置しています。

【幼児自身が感染症予防の必要性を理解し自分で対応できるようにするために】
・感染予防の大切さについてふさわしい方法を伝えたり、一緒に考えたりして、幼児自身が自分や周りの人のためという意識が持てるようにしています。
・幼児の登園後、活動の切り替わり、降園前など、手洗いを行えるよう配慮しています。
・ソーシャルディスタンスを確保するために集まりの人数を減らしたり、椅子を用意し、間隔を確保したりしています。
例)歌を歌ったり声を出したりする活動の際には、できる限り一人一人の間隔を空け、人がいる方向に口が向かないように配慮しています。
例)トイレは混雑しないように、個々のタイミングでも行くようにします。

【家庭との連携】
・毎日登園前の検温と体調確認、体温管理表(健康カード)の記入をお願いしています。
・マスクやハンカチの予備を引き出しに入れておき、常に衛生的なものを使用できるようにしています。

【基本的な感染症予防対策】
・手洗いや消毒、換気、咳エチケットなどの徹底等、基本的な感染症予防対策を実施しています。
・幼児は適切な手洗いの実施、物品の衛生的な取り扱い等の基本的な衛生対策を十分に行うことは難しいことが想定されますので、教師が援助や配慮をしつつ感染予防のための環境の工夫をしています。

【園舎環境における配慮】
・幼児の降園後に必要箇所の消毒を行う。
・換気を十分に行いながら保育しています→室内の二酸化酸素濃度を計測する機器を導入しています。
・空気清浄加湿機(クリーンリフレ:電解除菌水)を全保育室に完備し、常時稼働させ、空間除菌を行っています。
・水道やトイレなどの順番を待つための並ぶ場所には、必要に応じ床に距離を示すような表示を付けています。
・食事時には手のアルコール消毒を実施し、パーテーションを設置しています。

【幼児自身が感染症予防の必要性を理解し自分で対応できるようにするために】
・感染予防の大切さについてふさわしい方法を伝えたり、一緒に考えたりして、幼児自身が自分や周りの人のためという意識が持てるようにしています。
・幼児の登園後、活動の切り替わり、降園前など、手洗いを行えるよう配慮しています。
・ソーシャルディスタンスを確保するために集まりの人数を減らしたり、椅子を用意し、間隔を確保したりしています。
例)歌を歌ったり声を出したりする活動の際には、できる限り一人一人の間隔を空け、人がいる方向に口が向かないように配慮しています。
例)トイレは混雑しないように、個々のタイミングでも行くようにします。

【家庭との連携】
・毎日登園前の検温と体調確認、体温管理表(健康カード)の記入をお願いしています。
・マスクやハンカチの予備を引き出しに入れておき、常に衛生的なものを使用できるようにしています。

災害対策

災害対策

子どもたちへの安全指導、地震や火災を想定した避難訓練(引き取り訓練を含む)を行っています。3学期の避難訓練では一時避難場所である武蔵野第一小学校まで実際に歩いて移動します。
教職員は武蔵野消防署のご指導のもと救命講習を行い、万が一の時に冷静に対処できるよう備えています。

防犯対策

正門には防犯カメラを設置し、門の開閉はインターホン・モニターにより行うシステムを導入しています。また、学校110番非常通報装置を設置し、警察への迅速な連絡ができるようにしています。
教職員は武蔵野警察のご指導のもと防犯訓練を行っています。

食育

食育

お弁当を推奨していますが、ご希望の方は、週に2回、無添加で安全な給食を注文することができます。
誕生会や預かりのおやつは、国産の食材、着色料や添加物なしの安全なものを選び、給食も含め全園児が同じものを食べられるように対象アレルゲンの全除去をして提供しています。

施設の紹介

園舎

  • 園舎
  • 園舎

「狭い敷地ながら、遊びを通して理想的な幼児教育が具現できる、ゆとりある園舎にしたい」という考えに従って、木造園舎(昭和30年築造)から3階建鉄筋コンクリートの園舎(現園舎)に建て替えられました。
この園舎は「基礎は10階建のビルにも耐え得る強靭なものとし、全ての園舎が一体の保育空間として機能し、大人からの死角を作らない」という設計理念に基づいて建築されています。
透かし彫りのすみれの花をあしらった園の門扉は、東京芸術大学ご出身の山縣壽夫先生によるものです。

保育室

  • 保育室
  • 保育室
  • 保育室
  • 保育室
  • 保育室

保育室はクラスや歳児別に分かれています。ここで、遊んだり、お集りをしたり、昼食をいただいたりします。ロッカーには自分のカバンや帽子、着替えなどをしまいます。安心して遊び始められるように遊具や教材が使いやすい場所に並んでいます。
空調や空気清浄機などを使用して、快適に過ごせるように配慮しています。

ホール・共用部

  • ホール・共用部
  • ホール・共用部
  • ホール・共用部
  • ホール・共用部
  • ホール・共用部

広いホールでは、大きな積み木で秘密基地や家を作ってダイナミックに遊んだり、クラスのみんなでゲームをしたり音楽遊びをしたりして楽しみます。週に1回、外部の先生による体操指導があります。また、誕生会や入園式などの行事や、課外活動のピアノ、リトミック、ダンスなどでもホールを使用します。
1階・2階のトイレは令和3年に全面改装し、明るく清潔で使いやすいトイレになりました。

園庭

  • 園庭
  • 園庭
  • 園庭
  • 園庭
  • 園庭
  • 園庭
  • 園庭

園庭には30本もの木が植えられ、四季折々の花や実をつけます。園庭遊びが大好きな園児たちは、園庭の花を取ってきれいな色水を作ったり、お気に入りの草をおままごとの料理に見立てたり、日々自然と触れ合いながら過ごしています。
開園以来、子ども達を見守ってきた藤の木。木の幹に果敢に登る子どももいます。藤棚の下の砂場では、大きな山を作ったり、砂のごちそうを作ったりして楽しみます。またドッジボールやサッカー、鬼ごっこなども大いに盛り上がります。

すみれ山荘

  • すみれ山荘
  • すみれ山荘
  • すみれ山荘

富士山麓に、敷地1650㎡ 建物265㎡の規模を持つ『すみれ富士ケ峰山荘』があります。年長のお泊まり保育で活用し、先生や友だちと雄大な自然の中で貴重な体験をします。

理事長・園長挨拶

学校法人吉田学園 理事長 渡邉一衛

学校法人吉田学園 理事長
渡邉一衛

令和4年7月1日より理事長に就任いたしました渡邉一衛です。そのきっかけは武蔵野市情報公開委員会で長年ご一緒いただいていた本園評議員からのご紹介でした。2人の子が本園にお世話になっておりましたので、強いご縁を感じました。2人を本園にお願いしたのは、当時の吉田悦子園長のもと自主性を重んじる指導をしている幼稚園と知ったからでした。現在は成蹊大学名誉教授として大学生に講義を続けております。また、武蔵野市教育委員会の委員として小中学校教育にも携わってきました。

これからは、和泉耕二前理事長の意思を引き継ぎ、子どもたちやスタッフの安心・安全を第一に、明るく楽しい園となるよう園長、事務長をはじめ全教職員の支援の下、微力ながら本園の運営に貢献いたしたく皆様のご協力をお願い申し上げる次第です。

すみれ幼稚園 園長 福永典子

すみれ幼稚園 園長
福永典子

すみれ幼稚園は、吉祥寺に開園して70年あまり、多くの卒園生たちを世に送り出してまいりました。

子どもたちはこの幼児期にすばらしい成長を見せてくれます。それは、お子さま一人ひとりに伸びる力が備わっているからなのです。

すみれ幼稚園では、子どもたちに何かを教え込むのではなく、「自分で考え、自分で行動する」力を育てる教育「自由保育」を行ってまいりました。

この力はすぐに目に見えて育つものではありません。毎日の繰り返しの中で、また試行錯誤をする中でゆっくりと少しずつ育っていく力なのです。誰かに教え込まれたのではなく、自分で獲得したこの力は、この変化の激しい時代を生きるためになくてはならないものとなるでしょう。

お子さま一人ひとりの育ちを見守り、健やかに成長していけますように、教職員一同心を合わせて教育を進めてまいります。

これからも皆様に愛されるすみれ幼稚園でありますように、努力して参りたいと存じます。

沿革

〈 すみれの由来 〉

日本古来の美しい花、日のあたらない岩陰にも根をおろし、楚々と生き、咲き続ける「すみれの花」に願いを託し『すみれ幼稚園』と命名しました。

昭和25年4月

当地に東京都公認個人立幼稚園として開園 ダン道子 園長に就任
4才児30名、5才児30名の2クラスで発足

昭和26年4月

3才児保育開始 4クラス編成

昭和38年8月

木造による新園舎完成

昭和41年10月

吉田悦子 園長に就任

昭和52年11月

鉄筋コンクリートによる新園舎完成 地上3階、延667平方メートル
集中管理システムによる床下冷暖房を採用

昭和57年7月

学校法人として認可され 吉田学園 すみれ幼稚園と改称する
吉田悦子初代理事長及び園長に就任 5クラス編成

創立70周年を迎えて

吉田学園 理事長 和泉 耕二

令和2年7月にすみれ幼稚園は創立70周年を迎えました。

この70年という長い間幼稚園を運営してこられましたのも、在園生や卒園生、保護者の方々、そして地域の方々のご支援・ご協力の賜物であり、心より御礼申し上げます。

70周年を迎えるにあたり制作した記念誌は、アメリカから1期生の方のお祝いメールが届いたり、親・子・孫世代に渡り通って下さった卒園生のお声を頂戴したり、卒園生や教職員たちによる座談会やアンケートなどで寄せられた代々の貴重なエピソードを紡ぎながら、すみれ幼稚園が日頃から大切にしている”人と人のつながり”や”心のふれ合い”が感じることができるものとなりました。

理事長挨拶 記念誌より抜粋

これから社会は想像を絶するほど変わって行きます。しかし、大切なことは人間の本質が簡単には変わらないということでしょう。そもそも人間の本質についていえば、それは実は御し難いほど厄介なものとも言えます。それ故、この人間の本質たるものをできるだけ良質なものへと近づけて行く必要がある訳ですが、そのためには、早い時期から人としての根っこをしっかり育てることが大切、つまり幼児期の教育がたいへん肝要ということになります。

サン=テグジュベリは、「大人は誰でもはじめは子どもでした。でもほとんどの大人がそのことを忘れています」(「星の王子様」献辞より)と言っていますが、たしかに子どもでなかった大人は一人もいません。であれば、子どもであったことを忘却する大人の責任は、「いまいる子どもたちがやがて大人となり、新しい時代、あるいは世界(未来)を作って行く」ということをしっかり認識することであるとも言えます。私たちは常にそのような思いを持ちながら子どもたちを育てて行かなければなりません。

すみれ幼稚園はそのようなことを心に刻みながら、子ども主導型の自由保育をこれからも堅持し、さらに磨きをかけて行きます。吉祥寺駅に近いロケーション(文化的環境)を活かしながら、じっくり、ゆったり、たっぷりを大切にしながら人として最も大切な基層部分(根っこ)を養って行きます。

吉田学園 前理事長
和泉 耕二