2025.04.15
お知らせ
すみれだより 2月巻頭言
<PDCAサイクル>
皆さんは、「PDCAサイクル」あるいは「管理のサイクル」という言葉を聞いたことがありますか。PはPlan、DはDo、CはCheck、AはActをあらわします。すなわち、計画を立てて、実行し、評価し、対策をとり、次のサイクルに進むことを示しています。もともと品質管理の分野で用いられてきましたが、今ではどの組織・企業でも実践されている考え方です。
私の子どもが小学校のときに保護者参観の日があり、先生から「保護者の方で何かお話ありませんか」と聞かれた時があります。ちょうど運動会が近かったので、それを題材にしてPDCAについて5分程度話しました。『例えば、リレーの競技で相手に勝つためにどのような練習をして、どのような順序で走るかなどの「計画」を立てます。「実行」ではその計画に沿って練習をし、当日の競技に臨みます。そしてその結果から「評価」して、来年はどのようにしたらよいかという「対策」を考えると思います。これがPDCAサイクルです。』という話でした。我が子は恥ずかしかったそうですが、卒業してからあるお店でお手伝いをしていた子どもの同級生から、PDCAの話が印象に残ったと話しかけられました。1人でもこのような印象を持ってくれたということから、話してよかったと思いました。
私の机の前には幼稚園の本年度の行事に関する「計画」が貼ってあります。それに沿って現在「実行」されています。年度末になると本年度の「評価」を行い、次年度の計画に結び付けるように「対策」を考えます。これは年間のサイクルですが、1つの行事ごとにもPDCAのサイクルを回しており、細かくは毎日の子供たちへの指導に関しても先生方がこのサイクルを回しています。
このように、PDCAサイクルは問題を解決するための1つのプロセスです。PDCAを意識することにより、よりよく問題を解決していくことができるのではないかと思います。日頃の生活にもPDCAサイクルを活用してみたら、思わぬ発見があるかもしれません。 理事長 渡邉一衛