2025.04.15

お知らせ

すみれだより 3月巻頭言

<とうきょうすくわくプログラム>

先日園庭にジョーロで水を撒いていたら、近くで遊んでいた子どもたちが「どうして水がかかると土が黒くなるのかな?」と言っているのが聞こえました。すばらしい着眼点に感心してしまいました。子どもたちの遊びの中では「なぜ?」「どうして?」と色々なことに疑問をもつ場面が多くあります。近くの先生や友だちに聞くこともあれば、図鑑などで調べたり、自分たちで実験のように何度も試してみたりすることもあります。子どもたちは遊びの中で、疑問をもったり、試行錯誤したり、何かに気付いたりしながら、興味をもち、探求して様々なことを学んでいるのだと思います。

東京都では、令和6年度から「とうきょうすくわくプログラム」として幼児期の子どもたちの豊かな育ちを応援する取組が始まり、当園では、今年度「音の探求」と「自然の探求」というテーマでプログラムに参画しています。12月に行った年中組での自然物の素材を使ったワークショップでは、色々な形の木片や木の葉を組み合わせて好きな形を作り、ヒノキのプールでは良い香りを嗅ぎながら木くずの中に埋もれながら楽しみました。また、先日年長組の子どもたちと「音さがし」の活動をしたところ、子どもたちはいつも生活している空間に色々な音があることを発見していました。思いもよらない場所の音を見つけたり、普段使い慣れている道具から面白い音がすることを発見したりして、子どもたちの観察力や柔軟さを改めて感じる時間でした。

このプログラムを通して今後もより良い環境や教材を整えて、更に子どもたちが興味をもって探求し、学ぶことの多い教育を行ってまいりたいと考えております。              園長 福永典子

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