2022.11.10

すみれだより

すみれだより11月号巻頭言

 <幼小連携について>

「幼小連携」という言葉を聞いたことがありますか。武蔵野市では「武蔵野市生きる力を生む幼児教育振興検討会議」を令和2年3月に設置し、その検討結果の報告書が令和3年11月に発行されました。この内容は、「市内の全ての子どものよりよい育ちと最善の利益の保障を目指して、武蔵野市の『生きる力を育む幼児教育』の基本的な考え方、具体的な取組み」についてまとめられたものです。そこには「小学校教育とのより円滑な接続の重要性を確認し、武蔵野市の全ての幼児が幼児期にふさわしい生活の中で、発達に必要な体験を積み重ねていかれるよう幼児期の教育の方向性」が示されております。これを実現するためには幼稚園・保育園・こども園と小学校がより密接に連携して子ども一人一人の個性を育みながら「生きる力を育てていく」必要があります。これまでも多少なりとも連携はありましたが、より強いつながりを持っていかなければならないと感じております。その一環として先日年長組の保護者の皆様に武蔵野市教育委員会で作成した「就学支援シート」を配布いたしました。お子様の特徴や配慮してほしいことなどの情報を小学校の先生方に知っていただき、そのうえで教育に当たっていただくという狙いがあります。今後も園として幼小連携活動に協力していく所存でおりますので皆様方にはご理解いただければと思います。

  理事長 渡邉一衛

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